大学受験の本格的な勉強はいつからスタートするのが正解なのでしょうか。部活や学校行事があってなかなか勉強時間が取れないという悩みを持った方も多いと思います。
そこで今回は大学合格を目指すためにはいつ頃からスタートし、具体的にどんな勉強を進めていけばよいかを紹介していきたいと思います!
目次
①受験勉強の一般的な開始時期はいつごろか?
割合では高校3年生の夏に、部活を引退した後本格的にスタートする学生が多いです。
高校3年生の夏といえば部活動も引退目前となることがいいおと思います。部活動を引退するタイミングを機に、受験勉強を開始するというケースも多いようです。
部活動引退までは定期テストの勉強を通じて勉強するクセを付けておくことや単語帳などをすることを習慣化しておくと本格的に大学受験に取り組んだ際も負担に感じないはずです。
②高1・高2・高3の四月から勉強を始めた場合の一日当たりの勉強時間
早慶以上の難関大合格者の、平均勉強時間は4000時間です。
なのでこの4000時間をもとに一日当たりの勉強時間を計算していきたいと思います!
【高1の4月から】
高1の4月から勉強を始めているとどうなるのでしょうか。
4000時間÷36か月÷30日/月=約3.7時間/日
一日当たりおよそ4時間です。平日に4時間は少し厳しいかもしれませんが、平日にできなかった分を土日にすればなんとかやれそうな気がしてきませんか?
【高2の4月から】
次に高2の4月から受験勉強を開始している場合はどうなるでしょうか。
4000時間÷22か月÷30日/月=約6時間/日
高校2年生から一日6時間勉強を始めるというのはなかなか大変だと思います。
学校行事、定期テスト、部活等がある中で、コンスタントに勉強時間を積み重ねていくことは簡単なことではないと思います。
【高3の4月から】
最後に高3の4月から受験勉強を開始したとすると
4000時間÷10か月÷30日/月=13.3時間/日
なんと一日当たり13時間!現役生からしたら学校があるなか一日当たりコンスタントに13時間勉強することはほぼ不可能だと思います。
たとえ浪人生であっても、毎日自分に厳しく1日平均13時間以上の勉強をするのは非常に難しいことだと思います。
③大学受験の勉強の開始は遅すぎても早すぎてもいけない
【遅すぎた場合】
大学入試は出題範囲が非常に広く、広い出題範囲を全般的にに勉強しておく必要があります。そのためにはやはり時間をかけて試行錯誤し勉強するのが一番の方法だと思います。勉強にはそれぞれに合った方法があります。しかし勉強をスタートする時期が遅いと、全般的に勉強する時間や自分に合った勉強法を見つける時間がありません。
赤本を11月ごろに解くためには、最低でも高3の夏休みから秋くらいまでには基本的な分野の知識を身に付けておく必要があります。
また勉強を開始する時期が遅いと、時間的な余裕もなくなることに加えて、周りに追いつかないといけないというプレッシャーなどの精神的な余裕がなくなります。
【早すぎた場合】
受験勉強というのは体力や精神を必要とする非常に過酷な作業です。高校三年生から始めたとしてもなかなか根気がいると思います。早く受験勉強を始めすぎて肝心な高校3年の秋に力が尽きてしまったという人もちょこちょこ見てきました。
なので受験勉強を開始する時期が早すぎれば、体力的にも精神的にも本番まで身が持たなくなる可能性があることは頭の片隅に置いておいてください。もちろん人によっては力が尽きずに継続できる人もいるので一概には言えないです。
④結局いつから始めるのが良いのか?
【早慶以上が志望校の人】
早慶以上の難関大合格者の、平均勉強時間は4000時間であり、高校三年から勉強を始めると一日当たり13時間勉強をしなければならないので、遅くても2年の秋ごろからは始めましょう。
【March・関関同立が志望校の人】
関関同立合格者の一年間の平均時間はおよそ2000時間といわれています。
なので一日当たりの勉強時間は、
2000時間÷12か月÷30日/月=約5.5時間/日
なので部活動をしていない人は高校3年からでも十分間に合うと思います。
部活動をしている人は高校三年の夏まではあまり勉強時間が取れないと思うので、高校2年の秋ごろから始めることをお勧めします。
④高校1・2年の間にすべきこと
【高1】
「文系の場合」
・まずは英単語を覚えましょう。英単語を覚えることで自信がついてくると思います。
・国語は現代文から学習することをお勧めします。現代文は古文に比べて伸びるのが遅く苦手医師がある人が多いと思います。逆に現代文が得意な人は古文から始めましょう。現代文ができるようになると読解力が上がり他の教科にも影響するので現代文を極めることはおすすめです!
なので英語と現代文を中心に学習しましょう!
「理系の場合」
・まずはどの理系学部を受けるにしても必須になってくる、数学と化学から勉強しましょう!
・理系の受験では数Ⅲが必要である学部が多く、数Ⅲは数学の基礎力と応用力がともに高いレベルが必要になってきます。
⑤高校3年までにすべきこと
「部活動と勉強を両立させよう」
・通学時間が長い人は授業の復習や小テストの勉強、単語帳などをバスや電車で行えるように習慣づけましょう。部活の友達と帰り道に英単語や暗記科目、その日の授業にまつわる問題を出し合うこともおすすめです。
・帰宅後はすぐに就寝し、朝起きてすぐに1時間ほど勉強する、これをルーティン化するといざ受験生になった時であっても朝起きてすぐに勉強することが習慣化されているので非常に有利です。
「苦手を無くす」
・苦手な科目はまずは基礎からやり直しましょう!【基礎的な事項を覚える⇒問題を解く⇒間違えた問題はやり直す、仮に解けたら少し難しい問題に移る】このサイクルで基礎を叩き込みつつ、少しずつ応用力を高めていきましょう。
・ひたすら反復をするのもありだと思います。同じ問題を期間を開けて何回も解きなおす。そうするとある程度問題のパターンもわかってくると思います。反復をすることにより自分に自信もついてきます。
⑥まとめ
今回は大学受験の勉強をいつから始めるのが良いのかについて書きました。いつから始めるかは明確には決まっていませんが部活動をしている人は今すぐに勉強する習慣を身に着けておくことをお勧めします!最後まで読んでいただきありがとうございます!
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